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西武のエースといえば、松坂。といわれて久しいのですが、昨年、33歳に
して8歳年下の松坂以上に勝ち星を挙げたのが、かつてのエース、西口文也
投手でした。
松坂14勝、西口17勝。もうピークは終わったと見られていた西口は、昨年見
事に復活を遂げ、年俸1億円アップの3億円で契約更改したのです。
その西口投手の復活劇、私はシーズン中からひそかに注目していました。
「一昨年から肉食をやめて魚に変えた。去年はダメだったけど、今年になっ
てようやく体にキレが出て、その効果が出てきた−−」
正確ではありませんが、食生活を変えたのだというこんな話を記者にしてい
ました。
食事を変えてそれが体に現れるには、2年の時間がかかるのかと感慨を覚えま
した。2年という長さと、日々の食事という地味で地道な実践を続けてそれを
実感した西口投手の根性にも。
取材で訪ねた漢方治療をする女性の医師から聞いた話ですが、昨今の漢方ブ
ームについて、その女医は「根本的に間違っている」と憤っていました。
漢方薬局がカフェやレストランを併設して、おしゃれな雰囲気で若い女性客
を集めていたり、女性誌で「漢方で体質改善」と特集が組まれていたり。
たしかに漢方は「ヨガ」や「サプリ」といった感覚で、流行現象と化してい
ます。
「体を温めたり、体質に合わせた食事を摂るといった日々の積み重ねが漢
方の考え方の基本。その上で、治らない症状があれば最終手段として薬を使
うんです。それを最初から、薬を飲めば体質改善なんて本末転倒!」
漢方の考え方では、女性の体は7年ごとに体質が変わるといいます。
30代では35歳が転換点と考えます。
女性の病気の根本は「冷え症」から来ることが多く、冷えは年齢ごとに様々
な症状をもたらします。
20代〜30代前半は生理不順や肌荒れなどの血に関する異常。
30代後半〜40代前半は頭痛やめまい、腰痛など水分の偏在がもたらす異常。
冷えをほうっておくと、これらいろいろな症状に苦しみ、最後は尿失禁に辿
り着く−−これが典型的な「不養生人生」なのだと説明を受けました。
おお怖い。でも筆者は大いに納得でした。というのも33〜34歳のころ、週1回
は40度の高熱を出す状態に1年以上苦しんだ時期があったのです。
どこの病院へ行って検査をしても「異常なし」。これじゃ長生きできない、
せめて食事くらいはきちんと摂ろうと、徹底的に栄養を考えた食事に切り
替えました。
発熱は35歳でほぼ収まりましたが、その後の2年間は激しい腰痛に見舞われま
した。
いやはや。漢方でいう不養生人生の王道を歩んでいたらしい。
男性の体質転換は8年ごとだそうですから、漢方理論によれば西口投手は4回
目の転機を終えて、新しい循環に入ったという説明がつくのでしょう。
福祉メルマガ読者のみなさんには、30代の健康状態なんてまだまだ先の話と
しか思えないかもしれません。
しかし前述の女医先生によれば、20代の今、冷え性であるならば、不養生の
ゴールデン人生を歩んでしまう可能性は大アリです。
仕事柄、御老人と接する機会の多い福祉職の方々ならば、老後の健康の大切
さは実感するところでしょう。
西川きよしではありませんが、小さなことからコツコツと。
どうぞ皆さんは、西口投手のように、養生の王道を歩んでください。
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