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■ 社会福祉事務所
【概 要】  身体に障害を持った人に対して、更生に必要な治療や指導、各種リハビリテーションなどを行っている施設の総称で、一人一人の障害に応じた訓練の計画や、自立への計画を立て実行しています。これらは障害の内容・程度、治療や訓練方法など、受けられる援助内容に違いによって5つに分けられます。

 [肢体不自由者更生施設]  身体障害者手帳を持った18歳以上の人を入所させ、必要な治療、生活指導、日常生活動作訓練、補装具装着訓練、運動機能回復訓練などを行う施設。職員はリハビリテーションを担当する理学療法士・作業療法士が中心で、他には医師、看護師、あんまマッサージ指圧師、心理判定員、生活面をサポートする生活指導員や寮母などが働いています。

[重度身体障害者更生援助施設]  重度の肢体不自由者や内部障害者を入所させ、社会的更生に必要な治療、生活指導、訓練を行う施設。入所期間はおおむね5年以内とされ、理学療法士・作業療法士、心理判定員、生活指導員、寮母、医師、看護師などが職員として働いています。

[視覚障害者更生施設]  視覚障害者を入所させ、社会的更生に必要な知識や技術の習得、訓練を行う施設。主な訓練内容はあんま、はり、きゅう技術の習得で、杖歩行の訓練やコミュニケーション能力を高める訓練、点字教育なども行われています。ここで働く職員は生活指導員、職業指導員、看護師、医師、視能訓練士やあんまマッサージ指圧師などで、生活指導員と職業指導員のうち少なくとも1人は点字の指導ができる人が配置させます。

[聴覚・言語障害者更生施設]  聴覚・言語障害者を入所させ、社会的更生に必要な知識や技術の習得、訓練を行う施設。具体的には医学的診断と治療、聴力調査と言語明瞭度調査、聴覚更生訓練、音声・言語機能回復訓練、生活訓練、職業訓練などが行われ、心理判定員、医師、言語療法士、職業指導員、生活指導員、聴能訓練士などの職員が働いています。また生活指導員のうち少なくとも1人は、口話(読唇術による会話)か手話の指導ができる人が配置させます。

[内部障害者更生施設]  心臓、じん臓など内蔵の機能に障害のある人を入所させ、医学的管理のもと更生に必要な生活指導、職業訓練を行う施設。原則として入所期間は1年で、医師、理学療法士・作業療法士、心理判定員、職能判定員、職業指導員、保健師、看護師などが働いています。

   
【どんな仕事?】 医療に従事する医師、看護師、保健師、障害に応じ配置される理学療法士・作業療法士、あんまマッサージ指圧師、聴能訓練士、言語療法士、視能訓練士、心理判定員などの専門職員、さらに日々の生活の世話や自立に向けた作業指導、相談業務を行う生活指導員、職業指導員、寮母、ケースワーカーなどが働いています。
【職場の数】 5つの更生施設合計で全国に132ケ所設置されています。

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■ 身体障害者授産施設
【概 要】  就労が困難だったり、生活に困窮する障害者を入所させ、生活指導、各種の職業訓練により一般の就労を可能にし社会復帰できるようにする施設。また実際にそこで仕事をして賃金をもらうこともできる施設です。

 [身体障害者授産施設]  雇用されることが困難、または生活に困窮する身体障害者を入所させ、更生に必要な職業訓練を行ったり、実際に職業を与えて自活させることを目的とした施設。利用方法は障害に応じて施設で生活する入所形式か、自宅から通う通所形式のどちらかになります。

[重度身体障害者授産施設]  特別な設備とサポートする職員を準備しなければ就業不可能な重度の身体障害者を入所させ、施設内で自活させることを目的とした施設。通所でも利用できるが、ほとんどが入所して生活しながら働いています。

[身体障害者通所授産施設]  雇用されることが困難、または生活に困窮する身体障害者を入所させ、更生に必要な職業訓練を行ったり、実際に職業を与えて自活させることを目的とした施設。身体障害者授産施設との違いは、利用者はすべて自宅などから通いながら働く点です。

[身体障害者福祉工場]  作業能力・労働意欲がありながら、設備の不備や通勤事情などの理由で雇用されることが困難な人を雇用し、職場や生活環境を配慮した工場。ここでは一般の授産施設にはない各種の社会保険の適用などで労働者として保護され、能力に応じた賃金が支払われます。

   
【どんな仕事?】 身体障害者福祉工場を除き、施設長、医師、看護師、職業指導員などが配置され、職業指導員が障害者の状態に合わせて実際の作業の訓練を行います。また障害者が生活していたり、重い障害者がいる施設の場合には、生活指導員や寮母も配置されます。
【職場の数】 全国で522ケ所設置されていますが、運営は公営のものより民間の社会福祉法人のほうが多くなっています。

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■ 生活型施設
【概 要】  更生施設や授産施設に較べ、機能回復・職業訓練より障害者が生活をする場という意味合いが強い施設です。

 [身体障害者療護施設]  日常生活で常時介護が必要な身体障害者を入所させ、治療や養護を行う施設。入所するのは重度な身体障害者で、健全な環境のもと医療的ケアや介護、衛生管理、生活指導や機能維持の訓練などを行います。医療的ケアは医師、看護師、理学療法士によって実施され、日常生活の介護や家族、地域との連携づくりなどを生活指導員や寮母が行います。現在全国に427施設あります。

[身体障害者福祉ホーム]  介護の必要はないが、様々な事情により日常生活を営むのに支障があったり、住居の確保に困っている身体障害者に対して、低料金で日常生活に適した居室を利用させる施設。ここでは障害者が自立した生活を送ることが基本で、職員は直接介助するような仕事ではなく、施設の管理を主に行います。全国に58施設あります。

   

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■ 身体障害者福祉センター
【概 要】  在宅の身体障害者やその家族、ボランティアなどに対して、身体障害者に関する相談、機能回復、教養の向上などを無料または低料金で行うことを目的とした施設で、A型とB型の2つの形態があります。A型は都道府県・政令指定都市を単位に設置され、健康増進、教養、スポーツ、レクリエーションなどの保健教養のための施設を提供。B型は人口10万人程度の地域を単位に設置され、レクリエーション、作業活動、創作活動などを行います。
【どんな仕事?】 生活指導員、職業指導員・作業指導員、理学療法士・作業療法士などが置かれ、リハビリテーションの実施や娯楽活動、作業活動などの支援を行います。
【職場の数】 A型は41ケ所、B型は215ケ所設置されています。

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■ 視聴覚障害者情報提供施設
【概 要】  目や耳が不自由な人に対して、無料または低料金で必要な情報を提供することを目的とした施設。具体的には、視覚障害者に対して点訳、録音テープ図書の製作や貸し出し、点字教室の開催などを行う点字図書館、一般の出版物を点字翻訳して刊行する点字出版施設、聴覚障害者への字幕入りビデオカセットの製作や貸し出しを行う聴覚障害者情報提供施設があります。
【どんな仕事?】 点訳したり、字幕をビデオに入れる技術職員と指導員が従事。点訳や朗読はボランティアが行っている場合もあります。
【職場の数】 点字図書館が32ケ所、点字出版施設13ケ所、聴覚障害者情報提供施設が26ケ所設置されています。

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■ その他の身体障害者施設
【概 要】 [身体障害者更生センター・在宅障害者日帰り介護施設]  在宅の障害者や家族、ボランティアなどが気軽に利用でき、レクリエーションなどを通して親睦を深め、障害者の健康増進、社会参加の促進を図ることを目的とした施設。身体障害者更生センターは宿泊して保養できるよう景勝地や温泉地などに設置されているものが多く、在宅障害者日帰り介護施設は人口5万人程度の地域単位に設置され、創作活動や作業活動などを行っています。配置される職員は生活指導員や職業指導員・作業指導員、作業療法士・理学療法士などで、身体障害者更生センター9ケ所、在宅障害者日帰り介護施設が417ケ所設置されています。

[補装具製作施設]  義手や義足、車椅子、歩行器、盲人安全杖などの補装具の製作と修理を、障害者及び家族の収入に応じて無料または低料金で行う施設。ここでは働くのは実際に製作に携わる義肢装具技術員と、使いこなせるよう訓練指導する訓練指導員で、義肢装具技術員の1人は義肢装具士の資格を持つことが望まれています。現在施設は全国に33ケ所あります。

[盲人ホーム]  はり、きゅう、あんまなどの技術指導を行い、盲人の職業生活の便宜を図ることを目的とした通所施設。職員はあんまマッサージ指圧師、はり師、きゅう師などの免許を持ち、その専門技術を指導できる人が望まれています。全国に28ケ所設置されています。

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