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■ 特別養護老人ホーム
【概 要】 原則として65歳以上で、常時介護が必要ないわゆる寝たきり老人や家庭で家族などから適切な介護を受けることが困難な人を入所させ、日常生活上必要なサービスを提供する施設。入所対象者は具体的には、脳梗塞やパーキンソン病などの病気や、老人性痴呆症などによる記憶・記銘力の障害が起き日常生活を自力で送ることができない人、お互いの介護が難しくなってきた老夫婦や、常に介護してくれる家族がいないなどの人が対象となります。設置の主体となるのは地方公共団体や社会福祉法人で、入所にあたっては介護保険の対象施設となっています。
【どんな仕事?】  入所者の介護に直接関わる寮母や生活指導員、看護師、医師(非常勤)、介助員などの福祉職と、施設長、事務員、調理員、栄養士などが働いています。最も多いのが寮母で、食事の手助けや入浴の介助、レクリエーションなどの各種行事の企画といった幅広い仕事を行います。また生活指導員は、家族との連絡調整や入所者の費用徴収、健康保険の手続き代行などを行います。
【職場の数】 全国に4870ケ所設置されていますが、職員は、今後も寝たきり老人や痴呆性老人など要介護老人の増加が予想されることから、増員が見込まれる職場です。

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■ 養護老人ホーム
【概 要】  経済的な理由や身体、精神、環境上の理由により、居宅での生活が困難な65歳以上の人を入所させ、日常生活をする上で必要なサービスを提供する施設。このなかで経済的な理由とは、高齢者のいる世帯が生活保護を受けている場合や、世帯の生計を支える人が区市町村税の非課税か均等割税のみ課されている場合などのことです。また、現在は今なお残る老朽化施設の改築と入所者のプライバシーを確保するための個室化整備が重点的に進められています。
【どんな仕事?】 特別養護老人ホームとは違い、まったくの寝たきりで常時介護が必要な人が多く入所してくる訳ではないので、仕事は給食の提供、レクリエーションや機能回復などの日常生活に必要なサービスが中心。施設長、寮母、生活指導員、看護師、医師、栄養士、調理員、事務員などの職員が働いています。
【職場の数】 全国に954施設が設置されています。

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■軽費老人ホーム(ケアハウス)
【概 要】  低額な料金で入所できる老人ホーム。特別養護老人ホームや養護老人ホームが福祉事務所を通して公的措置により高齢者を入所させることを目的としているのに対し、この施設は利用者本人と施設長との直接契約により利用することになっていて、次の3種類に分けられます。
[軽費老人ホームA型]  利用者の資産、所得、仕送りなどの合計が施設の基本利用料の2倍程度以下で、身寄りのないまたは家庭の事情によって家族との同居が困難な者が入所できる施設。施設長、寮母、生活指導員、看護師、医師(非常勤)、事務員、調理員、栄養士などが給食の提供、保険衛生と介護、入浴、レクリエーションの企画・実施・機能回復などのサービスを行います。施設数は全国で241ケ所あります。
[軽費老人ホームB型] 利用者はA型とほぼ同じですが、自炊できる程度の健康状態であること、費用は原則として利用者の負担とすることなど、高齢者の自主性が考慮された施設。寮母などの職員は、施設の管理や利用者の生活に関する相談などを行う管理人的な役割が少数いる程度です。施設数は全国で36ケ所あります。
[ケアハウス(介護利用型)] 高齢者のケアに配慮しつつ、極力個人の自立性を尊重した生活を目指すという観点から設置された施設。居室は全室個室で、車椅子での生活が可能となっており、個人のプライバシーを尊重した環境になるよう配慮されています。ここでは施設長、事務員、生活指導員、寮母、栄養士、調理員などが働き、全国で1437ケ所設置されています。

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■ 老人デイサービスセンター
【概 要】  おおむね65歳以上の要介護老人や身体障害者に対して生活指導、日常動作訓練、養護、家族介護者教室、健康管理、送迎などや、入浴サービス、給食サービス、選択サービスなどの訪問事業を行う施設で、多くは特別養護老人ホームまたは老人福祉センターに併設または単独で設置されています。この運営については、従来からの標準タイプをB型(基本型)とし、寝たきり老人の利用率が高いタイプをA型(重介護型)、利用者の中心が虚弱老人となるタイプをC型(軽介護型)、1日の利用が8人程度のD型(小規模型)、痴呆性老人の毎日利用も可能なE型(痴呆性老人向け毎日通所型)の5つに分類されています。
【どんな仕事?】  施設ごとに違いはありますが、主な仕事はデイサービス、入浴サービス、痴呆デイホーム、福祉用具の紹介や選定などです。デイサービスは施設内でリハビリテーションを兼ねたゲームや趣味・レクリエーションを行い、仲間づくりや健康増進を図ります。入浴サービスは利用者ニーズが最も高いサービスで、痴呆デイホームは痴呆の症状のある高齢者を昼間介護し、本人の快適な生活とともに家族の精神的・身体的な負担を軽減する目的で実施されています。これらの仕事は、介護全般を行う寮母とパートで雇われることが多い介助員、レクリエーションなどを企画・実施する生活指導員、健康管理を行う看護師、ほか調理員や事務員などにより行われています。
【職場の数】 緊急整備の方針を受け、急速に伸びてきた在宅老人デイサービス事業。全国に約1万7000ケ所設置されています。

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■ 老人介護支援センター
【概 要】  主な事業は、おおむね65歳以上の在宅要介護老人をかかえる家族に対し、ソーシャルワーカーや看護師などケアの専門家が在宅介護に関する総合的な相談に応じること。また、公的保険や福祉サービスなどが円滑に受けられるように、関係行政機関やサービス実施機関との連絡調整なども行い、援助を必要としている人たちが、どこに行けば良いのかという交通整理的な役割を担っています。この老人介護支援センターは、特別養護老人ホームや老人保健施設、病院などに併設され、母体施設の協力を得て24時間体制で相談業務を行っています。
【どんな仕事?】  相談やサービスの適用調整を行うソーシャルワーカー、介護の方法について指導を行う看護師、または保健師と介護福祉士のどちらかの組み合せがペアを組む形で働いています。ソーシャルワーカーの資格について明確な規定はありませんが、社会福祉士の資格を持っていることが望ましいとされています。
【職場の数】 創設以来、整備が進められて全国に7984ケ所設置されています。

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■ 訪問看護サービスステーション
【概 要】  介護を必要とする高齢者が在宅でも安心して療養生活が送れるよう、かかりつけの医師との連携のもとに、訪問看護サービスを提供するシステム。対象者は病気やケガで寝たきり、またはこれに準ずる状態にある老人医療受給者で、かかりつけ医師が訪問看護の必要性を認めた人となります。
【どんな仕事?】  かかりつけ医師の指示によって看護師が訪問し、在宅で療養所の世話や必要な診療の補助となる看護サービスを提供。看護師や准看護師、保健師のほか、理学療法士・作業療法士などがこれらの医療的ケアやリハビリを行います。
【職場の数】 都道府県知事の指定を受けた施設が全国に4991ケ所あり、今後もさらに整備が進められる予定です。

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■ 老人保健施設
【概 要】  介護が必要だが、病状がほぼ安定し高度な医学的治療を必要としない高齢者を対象に、介護・看護やリハビリテーションなどの医療ケアと、生活サービスを併せて提供し支援することを目的とした施設。現在、特別養護老人ホームに入所を申込んでも、すぐには実現しないのが現状で、その入所を待つ間にこの老人保健施設を利用する人が多いようです。またこの施設は、医療法人、社会福祉法人や市町村などが開設できますが、都道府県の許可を受けること必要です。
【どんな仕事?】  実施されるサービスは、大きく分けて入所サービスと在宅サービスの2種類です。入所サービスでは、寝たきり老人などに対して家庭復帰のためのリハビリテーション、体位変換、清拭、食事の世話、入浴などの療養に必要な医療・日常生活両面のサービスを提供。在宅サービスでは、2週間以内の短期入所ケア、半日程度預かるデイケア及び夕方から4時間程度預かるナイトケアがあり、食事や入浴、リハビリテーションなどのサービスを提供しています。これらのサービスを行っているのは医師、看護師、介護職員、相談指導員、理学療法士・作業療法士、栄養士、薬剤師などで、特に相談指導員には、社会福祉士の資格を持つことが期待されています。
【職場の数】 全国で2872ケ所開設されています。

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■ 高齢者生活福祉センター
【概 要】  過疎地域などの高齢者(おおむね65歳以上)に対し、介護支援機能、居住機能さらに地域住民との交流を深める機能をトータルに提供することを目的とした施設。高齢者の生活全般を支援する、小規模な複合施設です。
【どんな仕事?】  仕事は老人デイサービス運営の実施や、一定期間の住居の提供、居住部門利用者に対する様々な相談や助言、また福祉サービスを利用する場合の利用手続きの援助、地域住民との交流を図るための企画立案など。老人デイサービス運営を担当する職員のほか、生活援助員が1人配置されています。
【職場の数】 全国1800ケ所設置を目標に、整備が進んでいます。

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■ 有料老人ホーム
【概 要】  常時10人以上の老人を入所させ、食事の提供や日常生活に必要な便宜を図ることを目的とした施設。老人のマンションのような施設や、終身介護をしてくれる施設までタイプは様々で、費用は全額入所者の負担となり、直接施設と利用契約を結びます。設置主体についても社会福祉法人から株式会社まで様々で、入所条件も施設によって違います。
【どんな仕事?】  施設長をはじめ、生活指導員、介助職員、看護師(准看護師)、栄養士、調理員、事務員などが、健康や個人的事情に関する各種相談・助言、食事サービス、運動・娯楽などのレクリエーション活動を援助します。また介護専用型の施設では、作業療法士・理学療法士などが配置され、機能回復援助を行います。
【職場の数】 全国に508施設あります。

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■ シルバーハウジング
【概 要】  単身高齢者や夫婦のみの高齢者を対象に、1人以上の生活援助員(ライフサポート・アドバイザー)を配置し、高齢者向けの安全で快適な設備・構造を有し、緊急通報システムが完備した集合住宅のこと。近年増加している、一人暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯に対する対策の一環です。
【どんな仕事?】  約10〜30戸に一人の割合で生活援助員が配置され、生活指導や相談、安否の確認や緊急時の対応などを行います。
【職場の数】 全国に634団地・1万7409戸設置されています。

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■ 老人福祉センター
【概 要】  60歳以上の老人に対し、原則として無料または低額な料金で各種の相談に応じ、健康の増進や教養の向上、レクリエーションなどのための便宜を図る施設。標準的機能を持つ「A型」、保健関係部門の機能を強化し、健康づくりの活動の場となる「特A型」、A型での機能を補完するための事業を行う比較的小規模な「B型」の3種類があり、特A型は市区町村が、それ以外の施設は地方公共団体または社会福祉法人によって運営されています。
【どんな仕事?】  特A型では、高齢者の生活上の各種相談や健康増進に関する指導、就労指導、機能回復訓練、教養講座などが行われ、A型では特A型の健康増進に関する指導の部分を除いた仕事を行います。またB型では、主に各種相談や教養講座などを行います。職員は施設長をはじめ、指導・相談業務を行う職員、理学療法士・作業療法士などが機能回復訓練を行っています。
【職場の数】 全国にA型が1606ケ所、特A型が270ケ所、B型が387ケ所設置されており、年々増加傾向にあります。

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■ その他の高齢者施設
【どんな仕事?】

[老人憩の家]  市区町村が高齢者のレクリエーションや趣味、教養活動を行うことを目的として設置した小規模な施設。利用料は原則として無料で、全国に4383ケ所あります。

[老人休養ホーム]  景勝地や温泉などの休養地に、高齢者が保健医療を受けられ、安らぎの場として設置された宿泊施設。運営は地方公共団体が行い、全国に55ケ所設置されています。

[短期入所生活介護施設]  疾病などで居宅で介護を受けることが一時的に困難な65歳以上の高齢者を短期間入所させ、養護を行う施設。特別養護老人ホームなどに併設され、全国に5149ケ所あります。

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